鈴木常吉

鈴木常吉

 

常さん♪常さん♪

対バンの時は

一番に

出番を済ませる常さん♪

 

常さん♪常さん♪

出番のあとは

心ゆくまで

お酒を飲む常さん♪

 

常さん♪常さん♪

出番の直前に

アコーディオンを担いで

焼酎の水割りを買う常さん♪

 

常さん♪常さん♪

呑まないと歌えねぇんだよって

言った常さん♪

 

何度か、バレルハウスでのAZUMIさんのワンマンライブを、観にいらしていた。

いつもだとAZUMIさんと帰るけれど、その日は残って、カウンターでお酒を飲んでいた。

そして突然立ち上がって、壁に掛けてある(ピアノの上だったかな)ギターを取って、ステージの椅子に座って、歌い始めた。

 

何を歌ったかな、4曲くらい。

 

不思議な空気だった。

 

6月9日の常さんのツィート、素敵だなぁと印象に残った。

 

 結婚よりも私は「夫婦」が好きだった。

 とくに静かな夫婦が好きだった。

 

奥様への感謝の気持ちだろうかと思った。

 

「結婚」という契約ではなくて、「夫婦」という結びつきで、私たちは一緒に暮らしてきた。

私たちは、言葉少ない、静かな夫婦だね。

でも、互いに分かり合える。

貴女とだから、そんな夫婦になれた。

 

そんなことをイメージした。

 

数か月前に、古本屋さんのお薦めで購入した本がある。

 

私が詩を読めないことを、察知したのだろうか。

それは、『通勤電車で読む詩集』(小池昌代・編)という初心者向けの一冊。

 

先々週、本棚で埃を被りつつあるその本を、不図、手に取った。

 

その中に、あった。

 

「しずかな夫婦」。

 

天野忠(ただし)さんという方の詩。

 

常さん、どんなことを想って、この詩の一節をツィートなさったんだろう。

「夫婦」の詩であるけれど、「家族」・「家庭」の詩でもある。

 

このツィートには、写真も添えられている。

 

……。

 

常さん、どんな気持ちで、このツィートなさったんだろう。

 

合掌。