「あずみの森 15」
思いがけない「月の沙漠」。
短編「雨垂れ」で、国分さんが、ピアノで雨垂れ弾きした「月の砂漠」。
小説では、途中から、バーの女主人が、ピアノにあわせて歌う。
広い砂漠を ひとすじに
ふたりはどこへ ゆくのでしょう
おぼろにけぶる 月の夜を
対のラクダは とぼとぼと
砂丘をこえて ゆきました
だまってこえて ゆきました
「ふたり」は、きっと、『漂泊者(ながれもの)』の国分さんと室井さん。
二人は、サハラ砂漠を越えた。
夜久さんとAZUMIさんによる「流れ者」を聴くと、いつも『漂泊者』を思い出して、幸せな気分になる。
「復讐者」という名前のギターは、幻想的な水族館で聴いたら、トリップしてしまいそうな響きだった。
うら侘しさが素敵な「想いの下」も、いつもと感じが違う。
サウナには入ったことがないので、思い浮かぶのは銭湯だけれど…。
良く晴れた冬の、早い時間の、人の少ない銭湯。
高い窓から、日差しが射している。
…な気持ちよさ。
「復讐者」の作品、楽しみ。