2022年1月12日(水)
ひかりのうま 配信
夜久一
初めて見るギターは、もしかして、あの、例のだろうか。
渋いルックス。
夜久さんの服の色と、ギターの色が、いい感じにコーディネイトされていた。
だから、もったいないと思った、ボリューム(?)のつまみの色。
なんで、白?
この一本のギターしか使わなかった。
音のことは分からないけれど、色々に変化して、迫力があった。
「君住む街」のギターの音が、とても好き。
空気の振動が気持ちよさそうなギターなので、生ライブで体感するのが楽しみだ。
「ジプシー・ソング」。
先日、アイルランドの「ティンカー」(いわゆるジプシー。Irish traveller)という人々の存在を知った。
『酔っ払い故郷に帰る』という小説の中で。
あの小説に出てきたジプシーは、私が持っていたイメージと違っていた。
「ジプシー・ソング」も、「ロックンロール・ジプシー」も、「キャラバン」も似合わない。
小説の中で、私立探偵テイラーが、ティンカーの男性に尋ねる。
あなたたちをどう呼ぶべきか教えて欲しい、と。
流浪の民? 放浪者? 渡り鳥?
ティンカーの男性は答える。
「一族(clan)」だと。
この小説のいわゆるジプシーの世界は、「自由」というより、「血の掟」感。
中心となるティンカーは、金持ちで、定住しているし。
…映画『ゴッドファーザー』の「愛のテーマ」が聞えてきそうな。