夜久一

2022年5月16日(水)

大久保 ひかりのうま

夜久一

 

「雨の部屋」。

 

地虫の声が聞えてくる。

 

雨は、小雨なのかな。

 

走り出したから瞳の奥が、色っぽい。

 

 

「blue」の後、思い出せない一曲があって、インストから始まった「放浪者の歌」の「火を運ぶ人」挟み。

 

とても気持ち良かった。

 

思い出せない一曲、なんだったかなぁ。

 

 

夜久さんが、「豊かさ」・「豊か」からイメージするものは何だろうと思った。

 

「夢みてる」歌に、夢の中に光が溢れるところがある。

 

「溢れる」からの連想で、「milk and honey」が浮かんだ。

本来の意味ではなくて、あくまで「溢れる」からの連想。

 

バシュラールの本で読んだ記憶。

部屋に入り、机の引き出しを開けると、ミルクが溢れてくる。

 

 部屋という言葉から連想される沢山のもの。

 引き出しという言葉から連想される沢山のもの。

 

そこから溢れ出るミルク。

 

この「milk and honey」という言葉を知ったのは、デヴィちゃんの「mother and child」。

そこでは、湿り気のイメージだった。

 

子育てしたからこその、感覚かな。

 

花が落ちてゆくよ

 

散るのではなくて、落ちる…。

 

椿だろうか。

 

落ちて、目を開けたら、沢山の蝶が舞っている。

 

 

大久保のさして広くはない通りを、仕事帰りらしいサラリーマン達が歩いている。

小さい呑み屋が立ち並ぶ中に、仏教系道場があり、廟があり、教会がある。

角にあるのは、多分、風俗店。

海外で見たら、日本人観光客目当てのお店かなと思いそうな、直訳っぽい店名。

でもここは、日本。