AZUMI

2022年7月2日(土)

池袋 バレルハウス

AZUMI

 

水上音楽堂で、AZUMIさんのエレキのソロを聴きたい。

 

座ってエレキを弾くAZUMIさんは、どんどん引きこもっていく感じがある。

 

広いステージの真ん中で、座ってエレキを弾くAZUMIさん。

広がりの中で、どんどん「個」になっていく。

 

でも、引きこもっていくほどに、音が凄くなっていくような。

 

 

今夜の「何も考えない」も、凄かった。

「丘の上」も、えらいことになっていた。

 

 

   「dirty old town」に続く、アコギのインストも聴きたかったなぁ。

 

 

でもでも、災い転じて福となる…な、良いこともあった。

 

普段はカウンターに座るけれど、もう、空いていなかった。

座った席から、アコギの、人体に例えると下腹部のところが、間近に見えた。

 

眺めていて、閃いた。

「あれは木の壁ではなくて、もしかして、ギターのここではない?」と。

 

「あれ」は、ちょっと前に購入したCDの、歌詞カードの表紙。

表裏表紙は一枚続き、べた一面の写真で、「木の壁」だと思った。

 

家に帰って、CDの歌詞カードを見直した。

これは「木の壁」ではなく、きっと、アコギの表の板だ。

 

そうすると、また一つ連想が続く。

 

CDのタイトルは、『the tree of forgiveness』。

表に、「許しの木」を使ったアコギということなのだろうか。

 

「許しの木」って、どういう概念なんろうか。

聖書にある言葉なのかもしれない。

 

とても包容力のある、温かさを感じるCD。

 

なんとなく聴いていたけれど、突然「forgiveness」という言葉が気になってきた。

70歳になれたとして、その時、私の中に「許し」という気持ちがあるだろうか。

このミュージシャン、どういう人だったんだろう。

 

歌詞が読めるといいんだけれど…。

 

 

「鈴懸の道」、歌詞に注意して聴いたつもりだけれど、捨てる歌かどうか分からなかった。