AZUMI
2022年8月15日
鶴間 菩南座
AZUMI
イグアナが出てきそうな温度と湿度。
そして、マスク。
暑すぎて、「何も考えない」ではなくて、もう「何も考えられない」。
AZUMIさんのファンになったばかりの頃、菩南座の「ホワイトソング」と「クレイジーラブ」の動画を繰り返し見ていた。
そして、かっこいいぞと唸っていた。
あの動画を撮ったのは、太郎さん。
菩南座に行っていないなんて、太郎さんに会ったことがないなんてと、言われていた。
やっと行けた菩南座。
太郎さんにはお会いできなかったけれど。
行けて良かった。
「ふたりの石段」が、嬉しかった。
太郎さんは、昭和13年生まれなのだそう。
昭和20年は、7歳。
昭和20年の今日、7歳の少年は、何を思っただろう。
母と同世代、父より一世代若いけど、同じ時代を生きた方。
「そうか今夜は盆踊りだ」と思った。
最後は「鈴懸の径」。
歌詞が、変わったような。
…前の歌詞を覚えてはいないけれど。
引っ越し先が分かった時、「あをによしブルース」という言葉が浮かんだ。
でも、「あをによし」ってどういう意味だったか思い出せなくて、調べた。
元来の意味を現代風に訳すと、「WOW! 岩緑青のとれる青土が、たくさんある、奈良だよ!」かな。
「土」が、AZUMIさんの「泥」に繋がった。
そして、「青丹」という色が、渋い。
年齢を重ねて、「泥」が「土」になったイメージ。
生な音と歌が、耳福だった。
暑かったけれど、おかげで、しみじみと夜風を感じられた。