AZUMI、永山愛樹

2022年12月24日(土)
今池 つるのり
AZUMI、永山愛樹

AZUMIさんの「夜が短い」が、凄かった。
演奏はもちろんだけれど、想いの濃さが。


「おーい雲よ」の、青空。
「夜が短い」の、暗闇。
「心に虹を」の、雨上がり。

この三曲の続き、素敵だった。


AZUMIさんの音は、大小様々なうねり。
永山さんの音は、ストレートでパワフルな波動。

…橋の下音楽祭で、turtle islandのライブを観なかった自分、本当に間抜け。
みんな、心を素っ裸にしてたんだろうな。いいなぁ。

「なんのこっちゃい」(?)、良いな。

「神様」の終わり方(詩の部分)も、好き。


お芋を育てるところから手をかけた、芋焼酎を購入。
ラベルには、橋の下舎の目指すところが記されている。

橋の下音楽祭で、それを真っすぐに表現しているのが、獅子舞だと思う。


最後は二人で、「just like a boy」と「石」。
バラバラだったけれど、お二人それぞれに、歌に対する想いがあって、ミチロウさんと常吉さんに対する想いがあって、聴いている私にもあって、他のお客さん達にもあって…。
愛おしかった。

 

普段は人と喋ることが無いので、情報量が多くて、頭の中が混乱してきて、ちょっと引きこもった。

お店に活字があって、助かった。

「南部馬方節」とは。
博労が、夜、馬市に馬を引いていく時に歌った。
夜曳歌、「よびきうた」のひとつ。
何頭かの馬を引いていくので、昼間だと人の迷惑になるし、神経が繊細な馬が興奮してしまうので、夜間の道中だった。

月明りの田舎道。
静けさと、馬たちの呼吸や体温や足音や…。

落ち着いた。

凄い人達の、生きた情報、繋がりの中に戻った。
分からないことだらけだけれど、そこにいられて嬉しかった。

 

平成時代、ミチロウさんは12月23日の天皇誕生日には必ずライブをやっていた。
初めて見たミチロウさんのライブも、天皇誕生日だった。
令和以降は、12月23日にはやらなかったかもしれない。
でも、自分には大事な日で、今年は20回目。
AZUMIさん、バラッドショットさん、永山愛樹さんのライブで挟めて良かったな。
ジーズキャフェに行けて、良かったな。
ジーズキャフェでの最後が、AZUMIさんの「ホワイトソング」で嬉しかったな。

 

遠藤ミチロウのライブ。