遊睦民祭 蔵王 1

2023年9月23日(土)・24日(日)
遊睦民祭 蔵王 1

獅子舞、3つ見ることができた。

糸あやつり人形の獅子は、ほのぼのと犬のよう。
黒獅子は、長い胴体の動きが、龍や蛇のよう。
東北六県ろ~るショー!!の獅子は、キレッキレだった。

義理と人情。
説法の中の「ハレルヤ」のギター。
激しい戦闘をイメージすることが多い。
でも、この日は、人々の叫びや嘆きに聞こえた。

説法が終わって、ステージに戻ってきた映美さんが、「AZUMIさん、宇宙へ行っちゃった」みたいに、そのギターを評した。

東北六県ろ~るショー!!で、映美さんに「昨日狂ったAZUMIさん」みたいに紹介された。
そのAZUMIさんのcrazyなギターも含めた六県ろ~るで、獅子がキレッキレに舞った。

黒獅子は、印象に残った。
一部の後半、黒獅子は生き生きと動き回っていた。
何度も歯を嚙み合わせて人々の安寧を祈り、見物する人たちも胴の中に入れてうねり、練り歩く。
黒獅子と村人が、田んぼの畦道を行く風景が浮かんできた。
日が暮れてからの二部の最後は、黒獅子を、警固と呼ばれる人が神社に戻す。
説明をする人が、「まだまだ、もっと遊びたい黒獅子」と言っていた記憶。
獅子舞の、人間を守る神としての行為が、「遊び」と言い換えられる。
面白い。
遊びたい黒獅子と警固の間で、真剣な闘いが繰り広げられる。
実際の祭りでは、村人たちが、黒獅子を応援する側と、警固側に分かれるそう。
この曖昧な関係性が、いいなぁと思った。