遠藤ミチロウ

2023年2月17日(金)
我が家
遠藤ミチロウ

ミチロウさんが家に来てライブをする夢を見た。

目覚めて、寝室の窓を開けたら、野良猫が土を掻いていた。

最近、猫の排泄に困っている。
それで、日曜日に、猫除けの粒剤を撒いた。
まさにそこを、掻いていた。

雨戸を開ける音にも動じずに、土を掻き続ける猫。
あの猫除け、全然効果がないじゃん。

「こら!」と声を掛けたら、顔をあげた。
「そこでやっちゃダメ」と言っても、「あっちへ行きなさい」と言っても、足で床をドンと叩いても微動だにしない。

睨み合っている時に、見た夢を思い出した。
ミチロウさんが家に来てライブをしてくれる夢。

 

猫大好きなミチロウさん。

 

「ごめん」と謝って、窓を閉めた。

白湯を飲みながら、昨夜届いた木酢液を眺めた。
日曜日に撒いた猫除けには、「草木にはかけないように」と記載があった。
それで、植物に影響しないという木酢液AMAZONで購入した。

明日、撒くつもりなのだけれど、変なことが頭に浮かんだ。

もしかして、今朝の夢と出来事は、野良猫に快適なトイレを提供してあげてという、ミチロウさんのメッセージ?

 

 


…いやいやいや。

夢は、歩くと足が痛くて、ライブに行けない欲求不満から見たもの。
窓を開けた時間が、たまたま猫のおトイレタイムだっただけ。


夢のライブで「オデッセイ」の時、ベーシストもいた。
男性で、ロングヘアーをプラチナブロンドとマゼルダピンクに染めていた。
見たことある人だと思っていたら、隣の人が、「Yチンだよ」と教えてくれた。
ミチロウさんと演奏する時は、髪を染めるのだと。

そういえば、NOTALIN’S結成の前、ミチロウさんはウッドベースの人と組んでみたいと思っていたと聞いたことがある。

NOTALIN’S…。

…NOTALIN’SのCDジャケットの猫。

今朝の猫と、柄と瞳の色が同じだ…。
体形は全然違うけれど。

地域猫って、おトイレ問題はどうしているんだろう。

悩ましい。

 

しゃぼん玉感謝祭

2023年1月25日(水)
京都 磔磔
しゃぼん玉感謝祭

横山さんの歌う「父のワルツ」、いいな。
コントラバスとワルツを踊ったらどうだろう。

関西は、雪。
関東も冷え込んだ。
「思ひで」は、夏のイメージが強い。
春と秋を感じる時もあるけれど、冬はない。
夜久さんの「約束」が、ふわぁと浮かんだ。
厳寒の「思ひで」は、不思議。

客席の太い柱は、覚えている。
一度だけ磔磔に行ったことがある。
年末だった。
高速バスを大津で降りた。
湖東三山の一つのお寺に行った。
雪に彩られた、人気のないお寺が美しかった。

 

『裏切り』

『裏切り』
シャルロッテ・リンク
浅井晶子 訳
創元推理文庫

主人公の女刑事ケイトは、『失踪者』のエレイン的な部分がある。

女性として、魅力的では無い。
人間としても、魅力が無い。
自分に自信が無い。

でも、ケイトの「ふいに悟った」のところを読んで、2人の違いを知った。

ケイトは、自分に積極的に接してくれる男性に、惹かれるようになった。
彼を何度か拒絶した後、頑張って、自分から接触した。
その時、彼は自分を恋愛対象として接しているのではないと、直観で悟った。

エレインは違う。

『失踪者』の、終わり近くにある、その違いが分かる部分を読み返してみた。
ここのエレインの描写は、辛い。

エレインは、藁をもつかむ気持ちだったのだろう。

親切心から手を差し伸べた男性に対し、私たちの出会いは運命なのだ。
…そういう高揚感を一方的に感じ、接した。

そして、彼の孤独と絶望に、無神経に触れることとなった。

ケイトと、ケイトが惹かれた男性も、逆撫でし合った。
でも、同じ空間で時を過ごし、分かち合え、支え合える関係性を築くことができた。
的確に、対等に、互いを判断できたのだろう。

「直観」と「直感」の違いかな。

それにしても、エレイン、辛い。

 

 

AZUMI

2023年1月11日(水)
入谷 なってるハウス
AZUMI

最後の歌、「パフ」。

AZUMIさんがおじいちゃんで、孫に聞かせているみたいだった。

ライブの前、入谷へGO!と会社を出た直後、おばあちゃまを病院までエスコートすることとなった。
一人では交差点を渡り切れないと判断して、自分に声をかけてくれた。
診察時間に間に合わないと慌て、杖を忘れて、出てきてしまったそう。

腕をつかんでもらおうとしたのだけれど、手を握られた。
ちょっと驚いた。

「パフ」を聴いていて、思い浮かんだ。
おばあちゃまは、幼かった子供や孫の手を握って、あの交差点を何十回も渡ったんだろうなと。

幼い子を守ってきた手は、カサカサで、でもとても柔らかかった。
ちょっと儚さも感じた。


リゾネーターギターは見た目と違って、微細で、柔らかい音。
自分が行ける次のライブでも、「あべのぼる」を弾いているだろうか。
キラキラボディは、どうなっているのかな。
渋くなっているのかな。

 

『失踪者』

『失踪者』
シャルロッテ・リンク
浅井晶子 訳
創元推理文庫

真相が明らかになって終わったけれど…。
それが真実かどうかは、分からない。

彼女の死に関わったのは、彼。
これは、事実なのだろう。
でも、彼女が死に至るまでのことは、「嘘」かもしれない。

主人公は、これからずっと、それが「真実」だったのか「嘘」だったのかを考え続けるのだろうか。

そして、もし、それが「嘘」だったとしたら、彼の絶望の内容が変わる。

あれこれ考えると、根と枝が、どれも暗い方へ伸びていく作品。

 

鷗町公園から

2022年12月30日(金)
鴎町公園、藤井寺あびこ観音

折口信夫の生家は、鷗町公園になっている。
ここで、両親は医者と薬屋をやっていた。

桜の頃、きれいそう。

安良は、飛鳥坐神社に行った同じ夏に、家から葛井(ふじい)寺まで歩いた。
検索すると、3時間17分かかる。

目の前に白じろと連る寺の壁が見え出した
今は、白壁は一部にしか残っていないよう。

すぐそばにあった、辛国(からくに)神社。
大阪緑百選に認定されているそう。

なんという椿だろう。実際は、もう少し黒味が強かった。

時間があったので、仲哀天皇陵古墳へ行ってみた。
実際の古墳を見るのは初めて。

先日行った熱田神宮の「こころの小径」を思い出した。
この古墳の森の中も、鳥たちの囀りでいっぱいなのだろう。

 

鷗町公園と藤井寺の間に、あびこ観音へ行った。
樹木が美しかった。

 

 

AZUMI

2022年12月29日(木)
心斎橋 bar Sophia
AZUMI

長堀線の車中で、ライブの時間を再確認しようとAZUMIさんのtwitterを見て、驚愕。

2時間ほど前に思ったことの一つが、解決。
そこには、石切駅すぐの大阪平野の夕焼けの写真があった。

黄金色✨

そしてライブの後、大阪の人に、「石切駅を出るとすぐに大阪平野が広がって…」と話したら、「生駒の山から小便したら…でしょう」と。

大阪や奈良の人たちは、あの歌詞の所で、あのパノラマを思い浮かべているんだ。
実際に、虹がかかっている景色を見たという方もいらっしゃるんだろうな。

この日は予定では違うライブに行っているはずだったのだけれど、生駒山からの大阪平野を眺めた後が、AZUMIさんのライブで良かった。

ここでも運が良かったみたい。
神様、ありがとうございます。

 

大阪湾に沈む夕日が輝いて、
御堂筋のイルミネーションが輝いて、
AZUMIさんの新しいギターが輝いて、
道頓堀川のネオンも輝いていた。

どこかに落としてきたあの輝く光、
天王寺環状線の陸橋から落として見つからない帽子。