なってるバンド、夜久一

2022年10月15日(土)
北二フェス(北上野二丁目町会)

なってるバンド

なってるバンドの「石」は、チンドン感。
大正? 昭和の戦前?
輸入もののような、モダン感。

夜久一

観に来ていた人と、お喋りした。
「夜久さん、何やるのかなぁ」と。
絶対にこれはやらないだろうと、「深い河」と言ってみた。
「まさかね」と笑いあった。

なんと、夜久さん、やった。

一曲目、「夕暮れの風が♪」って歌い始めて、あぁコレがあったかと思った。
ちょうど、暮れ始めた空気がいい感じだった。

それから、「星めぐりの歌」。

そして、驚きの「深い河」。

これはやると思ったの「チャイナ・ガール」。

最前列のシート席には、次の「忍者ショー」目当てのチビッ子達がどんどん集まってきていた。

そして、「ムーンウォーク」からの「新しい季節」。
「新しい季節」は大人の恋愛の歌だと思っているので、チビッ子達との組み合わせがシュールだった。

ステージの背後の紅白幕が、夜久さんに、全然そぐわってなかった。
でも、客側から見て夜久さんの右側の、下町の不揃いに建て並ぶビルの向こうに暮れていく、雲の多い空は、とてもいい感じだった。

いつか、野外で、夜久さんの音楽に浸れますように。
できたら、真昼間ではなく、夕暮れ以降がいいな。
薪の爆ぜる音が聞こえるような環境だともっと嬉しい。
この間の橋の下の、AZUMIさんのライブと虫のすだきの組み合わせは素敵だった。
虫のすだきの向こうには、まだ楽しむ人たちのざわめきがあって…。
お尻は痛かったけれど。