しゃぼん玉感謝祭
2022年11月24日(木)
吉祥寺 MANDA-LA2
しゃぼん玉感謝祭
AZUMI (vo. gt) 良元優作(vo.gt.acc) 横山知輝(wb) 中尾勘ニ(sax) 関島岳郎(tuba) 古池寿浩(tb) and 鈴木常吉
「お茶碗」が、とても豊かだった。
長い合奏の後、AZUMIさんのアカペラ。
ささやかな、生活の断片。
多分、誰もが経験したことのある感覚。
「目が覚めた」
ステージにいる6人の「おじさま」と常吉さん。
みんな少年時代があって、それぞれの家庭の決まりきった朝があったんだろうなと思った。
出身地によって、お母さんの「起きなさい」の言い方は色々。
グズグズしてこのままでは遅刻するという時の、お母さんの雷も色々。
幼稚園児から高校生まで、朝の時間は変化していく。
でもみんな、思い出すと、定番の「家の朝」があるのでは?
「思ひ出」
一番の歌詞に、今日もメープルを思い出した。
草原にいて、風を感じているメープル。
二番に出てくる犬は、野良かなぁ。
「ハレルヤ」
「ハレルヤ」というタイトルでこの歌詞は、怖くないか。
私はあなたの教えに従う
闇を照らす灯りを消すのだ
のところで、突然、そう思った。
そうしたら、一番の歌詞のイメージが変わった。
この歌の中で、水は、空から河へ海へ空へと、循環し続ける。
そのように、争いと平和も循環し続けるのだろうか。
水は、何だろう。
人の心?
心が、正義や、欲や、憎しみや、許しと変化しながら、循環し続けるのだろうか。
個々の憎しみが、海となったら…。
恐ろしい。
そして、朝吉と貞の時代の日本人が「ハレルヤ」を訳すと、「天皇陛下万歳」?
沢山のお客様が、気持ちよさげに揺れていた。
私も揺れていた。
でも、不図、気が付いた。
常吉さんのライブ、ワンマンのライブでは、心地よく揺れているなんてできなかった。
緊張して…。
帰り道、「誕生日の何が目出てぇんだ」って呟いてみて、笑った。